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台湾の農業を知ろう!

台湾の農業は戦後までは盛んに行われていました。現在は農業が国内総生産に占める割合は2%もなく日本と同じように農民の減少、高齢化にあえいでいるようです。

戦後までは国民の大半が農業に従事し、地主がいて小作人がいるスタイル、収穫高の半分以上を地主に収めなければならない課税方式が行われていました。アメリカの金銭的支援もあり、台湾政府がそこに農地改革として地主の農地を買収、政府企業の株との取り換え、そして小作人への農地の分配を行うことで農民の90%が農地を所有するようになりました。コレの影響で地主の中には企業の株主になっていったものも少なくなかった様子です。

一見すると農民に農地が与えられ、暮らしが豊かになったかに見えますが、やはり暮らしは豊かにならず課税によって政府にお金が入り、それを用いて工業化のほうに使われるようになっていきました。勿論農業の近代化が進み収穫高もアップ、1年に3期生産する体制も整っていきましたが、それ以上に工業化の方の伸びが早く1960年代には農業よりも工業のほうが国民総生産に対する割合が多くなりました。

また、若者の多くは都市部での高賃金のために大企業への就職をめざし、農業地域の過疎化も進んでしまっている様子で労働人口全体の約1000万人に対する農業従事者の比率はわずか6%で60万人となっています。もちろん現在でも様々な農産物が作られています。台湾で育てられたバナナ、マンゴー、胡蝶蘭などが主な輸出品目となっている他、食料の自給率は84%と高い水準となっています。

今後、農産物を輸入に頼るのか、また自給率を挙げていくのか注目されています。

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